つるつるつうしん

おそらくデジタル小物のお話とかが中心。

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親父、眠る

実家に行くと両親がオーケストラの放送を聴いていた。どこかで聴いたコトのある曲だった。毎日毎日オーケストラばっかり聴かされ続けて、とうとう僕も詳しくなっちゃったか。

「この曲は聴いたコトあるな。なんやったっけ。ええとええと」
「だんご三兄弟」

…ぉぉぅ。

僕が晩ご飯を食べ始めると、親父が近寄ってきた。

「これ、ドレッシングな。サラダにかけて食べて」

僕は親父からドレッシングの容器を受とり、商品名を確認した。

シェービングクリームだった。

確かに容器のカタチは似てるけどな。こんなのかけたら食えねーよ。

居間で横になっていた親父が居眠りを始めた。年を取ると睡眠が短くなると言うが、うちの親父は睡眠時間が異様に延びてる。

「お父さん」

母親が呼んでも起きない。

「お父さん」

ぜんぜん起きない。

「○○(名字)さーん?」
がばっ!!

起きた。

親父はスタスタ歩いて行き、インターホンを手に取った。

「はい?! …はい?! …はい?!」

インターホンは名字で呼んだりしねーよ。

来客じゃないコトに気づいた親父は、また居間に寝転がって寝だした。と思ったら飛び起きた。

「雨や」

降ってねーよ。

「雨雨」

親父を納得させるために窓を開けてみた。もちろん雨は降っていない。

「ほら、雨の音がしとる」

それ、ひょっとして遠くからかすかに聞こえるトラックのアイドリング音のコトか。耳がいいんだか悪いんだか。トラックの音だよ、と言おうと思い振り返ったら親父は既に寝ていた。

付けっぱなしのTVがドラマか何かの放送を始めた。ドラマの中で電話の音が鳴った。

「電話や」

起きた。

親父は隣の部屋に置いてある電話を手に取り、しばらくボーッとしている。やがて、静かに電話を置いて、居間に戻ってきたまた寝だす。ドラマの中で電話の音が鳴る度に同じコトを繰り返した。

「寝たり起きたりせわしないな」
「え、いいや寝てへん」
「思いっきり寝てたやん。イビキかいとったで」
「イビキ? いや寝てへんで。ずっと起きてぐー…
「えええっ!! 喋ってる途中でイビキかくてどないなん?!」

親父の居眠りは神の域に達しようとしている。

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  1. 2011/06/12(日) 00:07:00|
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